Tm:YLF(ツリウムドープフッ化イットリウムリチウム) – レーザー結晶 – 利得媒体 – カスタマイズ製品
ツリウムをドープしたフッ化イットリウムリチウム (Tm: YLF) 結晶は、非線形屈折率と熱光学定数が低いため、科学研究、生産、教育、その他の光電子分野の用途に非常に適しています。Tm: YLF 結晶は、負の屈折率温度係数を持つ負の一軸性結晶であり、熱歪みを相殺できるため、高いビーム品質の出力が得られます。ポンプ波長は792nmで、波長1900nmの直線偏光レーザーが軸方向に出力されます。c軸から出力される光は非直線偏光です。適切な結晶サイズとドーピング濃度を選択することで、高出力のレーザー出力を得ることができます。2ミクロンのTm 3+ レーザーは、科学、防衛、医療分野の多くの用途で注目されています。ツリウムは、高平均出力レーザー システムに適した多くの結晶ホストを容易に置き換えることができ、約 0.8 μm に吸収帯があり、市販の高出力レーザー ダイオードによる励起が可能です。
特徴
低い非線形屈折率
低い熱光学定数
低い偏光損失
長い上部エネルギー準位の蛍光寿命
アップコンバート効果が小さい
増感イオンの吸収損失なし
注記:
10,000円は内金であり、商品の最終価格ではございません。 必要な場合は価格をお問い合わせください。
材質仕様
濃度許容差 (atm%) | 2~4at.% |
格子定数 | 4~5 |
オリエンテーション | aカット、他の方向も利用可能 |
平行度 | 10 インチ未満 |
直角度 | 5 インチ未満 |
表面仕上げ | 10-5 S/D |
波面の歪み | λ/8 @ 633nm |
平面度 | λ/10 @ 633nm |
クリアアパーチャ | 95% |
長さの許容差 | ±0.1mm |
面寸法公差 | +0/-0.1mm |
面取り | <0.1 mm @45° |
ダメージ閾値 | 15J /cm2以上TEM00、10ns、10Hz |
物理的及び化学的性質
結晶構造 | 正方晶系 |
格子定数 | a=5.16Å; c=10.85Å |
密度 | 3.99 g/cm3 |
融点 | 819℃ |
熱伝導率 | 6Wm – 1K -1 |
熱光学係数 | π = 4.3 x 10 -6 x °K -1 ; σ = 2.0 x 10 -6 x °K -1 |
熱膨張率 /(10 -6・K -1 @ 25℃) | 10.1×10-6 (//c) K -1、 14.3×10-6((//a) K -1 |
モース硬度 | 5 |
せん断弾性率 | 85 |
比熱容量 | 0.79J/gK |
ポアソン比 | 0.3 |
光学特性とスペクトル特性
レーザートランジション | 3F4 → 3H6 _ _ _ _ |
レーザー波長 | π:1880nm; σ:1908nm |
ピーク時の吸収断面積 | 0.55 × 10-20cm2 _ |
ピーク波長における吸収帯域幅 | 16nm |
吸収ピーク波長 | 792nm |
3 F 4ツリウムのエネルギーレベルの寿命 | 16ミリ秒 |
量子効率 | 2 |
量子効率 n 2 | 0.6×10 -13 |
光学品質 | < 0.3 x 10-5 |
屈折率 @1064 nm | n o =1.448、n e =1.470 |
レーザー誘発損傷のしきい値 | >10 J/cm 2 @1900 nm、10 ns |
コーティング | 両側で R<0.5% @792 nm + R<0.15% @1800 ~ 1960 nm。カスタムコーティングも利用可能 |